かまどのブログ

人生を惰力だけで乗り切ろう

週刊少年ジャンプ懸賞ページ−1グランプリ2019

今年も一年お世話になりました。

2019年の締めくくりとして週刊少年ジャンプ懸賞ページ−1グランプリ」を開催いたします。

 

ジャンプ懸賞ページとは

週刊少年ジャンプといえば読者アンケート。

読者から好きな漫画などの情報を募り、連載作品の人気を計るというものです。

このアンケート次第で漫画の序列や連載期間などが決まるそうで、ある意味漫画の運命を決めるほどの存在でもあります。

 

さて、この読者アンケートには、同時に応募できる懸賞コーナーも設けられています。贔屓の漫画を応援するついでに、豪華景品が当たるカモ…というワケです。

 

読者アンケートは週刊少年ジャンプの肝ともいえる重要なシステム。なるだけ多くの読者にアンケートに参加してもらうために、当たると嬉しい景品と、それをアピールする賑やかでユーモラスなページが用意されているんです。

 

私はそれを懸賞ページと呼んでいます。

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年25号より

例えばこういうやつ。

 

一見して程のよいユーモアで溢れているのがわかると思います。

この時は「令和」がテーマになっているので、隅々まで改元にかけたダジャレが散りばめられていますね。

 

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週刊少年ジャンプ2019年25号より

「こ令和見逃せない!!」というスタンダードなダジャレから、「退屈緩!!」というパワープレイまで。色とりどりのユーモアで溢れています。

この懸賞ページはジャンプ読者に読みとばされがちですが、実はこれほどの作品を毎週連載しているんです。

 

ということで、今回は大の懸賞ページファンの私が独断と偏見で「今年1年間のジャンプ懸賞ページの中でも見事な出来だった作品」を選出しました。

果たしてグランプリに輝くのはどの懸賞ページなのか!? あなたの推し懸賞ページはランクインしているのか!?

ぜひ最後まで読んでいってください。

 

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年25号より

「和」ならなんでもいいってワケじゃないと思う。

 

 

第5位

今年は激戦だったので、5位には同率で2点を選出しました。まずはこちら!

 

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週刊少年ジャンプ2019年3号より

素晴らしい勢いとモデルさんの顔のインパクト。

普通ならテーマを「祭り」と広めに設定したくなるところを、「太鼓」の一点に集中させた胆力にも目を見張るものがあります。太鼓というより太鼓の達人か。

「ドドドドドえらい」「カカカカカっこいい」という畳み掛けるような大味のダジャレの中に「太鼓判」という過不足ないユーモアの小技が光る良作です。

  

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週刊少年ジャンプ2019年3号より

惜しむらくは「ドン」や「カッ」だけでダジャレを成立させなければならないという縛りを越えることができなかったところでしょうか。誰もそんな縛りは設けていないのですが。

「タイトル」の強度は申し分ないのですが、その分「各景品へのコメント」では詰めの甘さが見えてしまったように思います。

 

 

続いて同率5位の作品はこちら!

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週刊少年ジャンプ2019年19号より

こちらもまた、ページ全体から力強さを感じる逸品。テーマは「エスパー」に設定しているようです。

「なんでそんなテーマにしたん?」という疑問さえ拭えば、テーマ設定を十分に活かしきった完成度の高さにただただ圧倒されます。

 

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週刊少年ジャンプ2019年19号より

「欲しいもの満PSY!!」という想像の一歩先をいくダジャレもさることながら、「ー級パー豪華」という言語野を一足飛びしたようなダジャレには目を見張るものがあります。

強いていうなら、各景品へのコメントが「スプーン曲げ」や「念写」など言葉遊びではなく単語をあてがうだけに留まっているため、やや小さくまとまってしまっている印象を受けたのが減点対象となりました。

タイトルの勢いを終盤まで持続させることができれば、来年はもっと上位を狙えると思います。今後の活躍が楽しみですね。

 

 

選外

入賞者の発表の途中ですが、ここで惜しくも選外となってしまった作品を紹介しましょう。

 

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週刊少年ジャンプ2019年38号より

自動販売機」をテーマにした意欲作。

奇をてらったテーマを選んだだけ。話題作りにすぎない拙作。…かと思いきや、タイトルの「全部あつめた〜い!!」を見た瞬間「この人、マジなんだ」と思わず居ずまいを正してしまいました。 

 

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週刊少年ジャンプ2019年38号より

テレビに対するコメントで「おおき〜い」Wチャンスのコメントで「待ったか〜いのある…」など、自動販売機という過酷なテーマの元、本気でダジャレを成立させようという気概を感じます。

一般層に受け入れられるかというと難しいかもしれませんが、ミュージシャンズ・ミュージシャンというべきか、業界評は高い作品なのではないでしょうか?

 

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週刊少年ジャンプ2019年38号より

ただ、トータルで見ると「ただ朗らかに感想を述べているだけ」に見えてしまいました。

今年は惜しくも選外という形になってしまいましたが、来年は間違いなく優勝候補に食い込んでくると思います。こういう懸賞ページを発掘できるのは、賞レースの醍醐味ですよね。

 

 それでは、入賞者の発表に戻りましょう。

 

 

第4位

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週刊少年ジャンプ2019年22・23合併号より

爆発力にかけては今年一番だったといっても過言ではない作品。

「カンフー」をテーマに「当タタタタタタタタタタるぅ!!」と畳み掛ける勢いに会場が揺れました。

 

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週刊少年ジャンプ2019年22・23合併号より

「合計260名にアターッ!る!」という隙をついたダジャレも程よいのですが、その前段の「ホァア!」なんて、本当にただ言っただけになっています。

作者の表現欲がほとばしっているようで、その意気やよし! と思わず拳に力が入りました。

各景品を掌底でバシバシ殴るという演出には「なんで?」という疑問も浮かびますが、荒削りながらも光るものを感じざるを得ません。

 

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週刊少年ジャンプ2019年22・23合併号より

ただ、明後日の方向を見ながら景品に裏拳をかましているのは「本当になんで?」としか言えません。最後に読者を置いてけぼりにしてしまった感があるので、そこは厳しく評価したいと思います。

とはいえ、こういった若手が上の世代をドンドン脅かしていってほしいとも思いますので、期待も込めて4位とさせていただきました。

 

 

それではいよいよベスト3の発表です!

 

 

3位

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週刊少年ジャンプ2019年8号より

圧倒的なボケ数の差で、懸賞ページの中でも頭一つ抜けていたのがこの作品。

「名物社長」をテーマにしているようですが、「名品ZOROZORO!! ゼータクざんまい!! いつもより多め!! 太っ腹社長の懐IPPAIプレゼント」というタイトルはもはや一回息継ぎしないと何のことか分からないというボリューム感です。

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年8号より

人名をもじるのではなく「三昧社長」と名付ける思い切りの良さも驚きですが、あのホテルの女社長を起点にして「IPPAI社長」と命名するあたり、もはやパロディやダジャレを成立させる気すらないのでは? と思ってしまうほどのスピード感があります。

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年8号より

社長」に臆面もなく「月へ行けるよ」と言わせているのもドキッとしますし、「多めしゃちょー」というただの悪ふざけとしか思えないネーミングにも心惹かれますね。この4人の中に紛れさせればバレないとでも思ったのでしょうか?

ユーモアの精度ももちろん高いのですが、何より同テーマの中からこのクオリティの社長を四人も作り上げたことを評価するべきでしょう。

 

成立していないダジャレを抜け抜けと見せつけてくるその度胸と、圧倒的な手数の多さを讃え、今年第3位に選ばせていただきました。

 

 

続いては準優勝の懸賞ページです。

 

 

第2位

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週刊少年ジャンプ2019年40号より

イラストと実写を掛け合わせた変化球スタイル。

それでいて、ダジャレの精度も高く顔面のインパクトや勢いも伴っているため、もはや王道にすら見えてくる傑作です。

恐竜のイラストだけでも成立しているのに、わざわざ顔面を挿入するあたりは小首をかしげたくもなりますが、それよりも、採算を度外視したサービス精神と表現欲に拍手を贈るべきでしょう。

 

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週刊少年ジャンプ2019年40号より

よく見ると、タイトルの背景に効果線を描くことで勢いを演出するなど、したたかな打算が見て取れます。

それが効果的に機能した結果、スピード感を持って「遊びホーダイナソーたち」というキラーフレーズが目に飛び込んでくる構図になっています。「遊びホーダイナソーたち」が本当にキラーフレーズなのか一考する必要はあるでしょうが、この賞レースを勝ちに来た感は、さすが優勝候補というところでしょうか。

 

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週刊少年ジャンプ2019年40号より

「街をブラブラキオサウルス!!」や「総獲リケラトプス!!」という重量級のダジャレも圧巻。恐竜の名前が最前面にせり出し、言葉遊びの主と従が逆転するほどのパワーが溢れています。

「アンバランスでは?」「ダジャレじゃなくて一発ギャグみたい」という指摘もあるでしょうが、この他を食ってしまうほどの存在感は、かえって「恐竜」というテーマ性を表現することにも繋がっていると言えます。

 

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週刊少年ジャンプ2019年40号より

「便利さアップテラノドン!!」 に関しては、もうダジャレではなくしりとりです。

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年40号より

 かと思いきや、「視ソ聴!!」と思わず膝を叩いてしまうような技巧派の一面も。

一見すると勢い重視の作品にも見えますが、実は隅から隅まで計算され尽くしており、まさに賞レースで勝つことに照準を当てた1ページとなっています。

始祖鳥のイラストとかは普通に描いてあるんだから、ますます顔面の写真は要らなくないか? という疑問は置いといて、このレベルの懸賞ページでも2位ということが、2019年がいかに激戦だったかを物語っていますね。

 

 

続いて、優勝の発表…の前に審査員特別賞の発表です。

 

 

審査員特別賞

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週刊少年ジャンプ2019年31号より

芸人のかまいたちさんがゲスト出演している懸賞ページです。 

ゲスト出演とのことで「キャスティングで満足してしまう箸休め役」程度になってしまうのでは? という懸念もありましたが、実際その仕上がりはレギュラー回を凌ぐほど高いレベルで完成されており、さすがは優勝候補のかまいたちさんといったところです。

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年31号より

賞レースに勝つために飛び道具やシステムの発明ばかりが求められ、まるで曲芸のかましあいのようになりつつある中で、かまいたちのどっしりと地に足をつけた王道のしゃべくりは圧巻。

その内容も、決して作品に従属する展開だらけのフィクションでもなければ、山内さん頼りのキャラクターショーでもありません。

山内さんと濱家さんという面白い2人の日常会話を4分に切り取ったかのような作品で、高純度のキャラクター性とリアリティがある豊かな掛け合いは「令和のやすきよ」と言っても過言ではないと思いました。

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年31号より

もちろん、賞レースに勝つため斬新な視点を発明してきた他の決勝進出者も凄まじく、そんな中、かまいたちさんのような王道のしゃべくりは報われないのではと思っていました。4分を戦い抜くためにデザインされた作品たちの中では、あくまで王道を走る彼らの漫才は比較して地味に映るのではないかと。

実際はそんな素人の杞憂などなんのその、勢いと爆発力と技術をバカほど高い水準で共存させておきながら、競技性と作品性と新規性すらも兼ね備えているという怪物のような作品でした。

あんなレベルでM-1ナイズドされた王道のしゃべくりが今までにあったでしょうか。

 

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週刊少年ジャンプ2019年31号より

笑いをとる手法も技術も、取れる笑いの量も質も、その全てが別格。間違いなくこの半世紀の中で最も完成された作品だったと思います。

惜しくも優勝には届きませんでしたが、かまいたちさんの15年間はもちろん、M-1という存在が紡いだ歴史をたった4分間で見せつけられたようで、贅沢な鑑賞体験ができ一視聴者としてとても幸せでした。

来年からはもうこの舞台でかまいたちさんを見ることが出来ないという事実には受け入れ難い寂しさがあるのですが、これからは賞レースという過酷な舞台から卒業したお二人のご活躍を楽しみにしたいと思います。

 

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週刊少年ジャンプ2019年31号より

マネージャーさんまでいる。

 

 

 

さて、いよいよ2019年の週刊少年ジャンプ懸賞ページ−1グランプリ

優勝者の発表です!

 

 

 

1位

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週刊少年ジャンプ2019年9号より

面白すぎる。

 

映画「ボヘミアンラプソディー」が話題を席巻していた頃の作品ですが、それを元ネタにしたとして、凡百の人間がここまでの傑作を作り上げることができるでしょうか?

 

 

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週刊少年ジャンプ2019年9号より

その魅力ハズレナッSing!! 伝説のオモロックスター イッパイクレディ・マーキュリーが贈るコレイーヤンラプソディグッズプレゼント!! 

「オモロックスター」で読者の心を掴み、「イッパイクレディ・マーキュリー」でセンスを爆発させ、「コレイーヤンラプソディ」でその印象を決定づける。圧倒的な破壊力を持つダジャレを畳み掛けつつ、それらを華やかなビジュアルで魅せきった演出力にも脱帽です。

「クレディ・マーキュリーなのに贈るの?」という点や、ラプソディを説明づける「狂詩曲」の意味のなさなど、細かい部分に噛めば噛むほど味が出るような気配りを効かせています。

 

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週刊少年ジャンプ2019年9号より

Queenフレディ・マーキュリーの楽曲になぞらえたコメントも小気味好いですね。

そういったところで小技を効かせながら、「オモロック」という大振りの言葉遊びをぶつけてくるセンスもピカイチ。

 

かの桂文楽は「寄席というものは化け物がでないとダメだ」と述べたそうです。

そこへいくと、このイッパイクレディマーキュリーは、懸賞ページにおける化け物、モンスターの登場だったと言って差し支えないのではないでしょうか。まさに正真正銘のオモロックスターです。

 

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週刊少年ジャンプ2019年9号より

「レディオ!! レディオ!!」なんて、ヤケになっているとしか思えません。

「レディオ・ガガ」聴いたことないんじゃないの? と言いたくなるほどのスタンドプレーですが、モデルさんの表情筋と表現力が野放図なダジャレと読者をつなぐ役割を果たしており、奇跡のバランスで成立させています。 

 

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週刊少年ジャンプ2019年9号より

「これでウィーウィル閉じ込めユー!!」などの型破りな言語センスも圧巻。読者に寄り添うのではなく、読者を牽引するようなカリスマ性を感じざるを得ませんし、このフレディ・マーキュリーというテーマを活かしきる方向に機能しています。

この圧倒的なパフォーマンスに魅了されたのは私だけではないでしょう。

 

このあふれんばかりのユーモアエネルギーは2019年を締めくくるにふさわしいものです。

週刊少年ジャンプ懸賞ページ−1グランプリ2019、堂々の1位とさせていただきます。

 

 

最後に

昨今の少年ジャンプは、かつての黄金期さながらの豪華な連載陣が勢揃いしています。

不朽の名作ONE PIECEを始め、「僕のヒーローアカデミア」が世界的な人気を博し、「鬼滅の刃」がコミックス売り上げであの「ONE PIECE」を抜くなど、漫画の展開だけでなく少年誌の展望すらも楽しみにできるほどの盛り上がりをみせているんです。

 

その一方で、懸賞ページのクオリティも年々向上しています。

今まで読み飛ばしていた方も、ぜひ来年から目を通してみてください。そして、読者アンケートにも協力してあげてください。

 

今年の懸賞ページー1グランプリは、これまでで最もレベルの高い大会となりました。しかし、2020年の懸賞ページ−1グランプリはもう始まっています。

2019年のエントリー作品に大きな拍手を贈るとともに、来年に生まれるであろう新たなスターを今から心待ちにしたいと思います。

 

 

2019年もお世話になりました。

来年もまた変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

平成に置いていく表現

 

自分の中で使い古したユーモア定型文を平成に置いていくという流れ。

この機運に乗じて、僕もある一つの表現を平成に置き去りにして、心持ち新たに新元号を迎えたいと思います。

 

とはいえ、こういう時に

サイコパス

ディストピア

「並行世界の○○

「(記事冒頭に突拍子もない写真をアップした後)突然○○しながら失礼します」

みたいに、腐りかけだという自覚があるものを処理してもしょうがないと思うのです。これらは宣言しなくても、いずれ自分の中で使わなくなっていくものだからです。

 

置いていくなら、今生の別れを。

僕は今日、身を切るような決意を持って、一つのユーモア構文を平成に捨て行きます。僕はね、「面白い」と言われる喜びよりも「しょ〜もない」と言われる恥の方が気にかかるんです。

 

 

今回捨てるユーモア構文。

今まで何度か自分の中で陳腐化しようとはしたのですが、適切なレッテルというか、ちょうど手のひらサイズに収まる呼び名がなかったために、「画一化された手法ではない」という錯覚を覚え、今日までだらだらと使い続けていました。

 

便宜上、この手法を「本家取り」と呼びましょう。

言葉は残酷なので、名前が与えられると途端にこの単語のサイズに成り下がります。いい気味です。

 

こちら、今から説明を試みてみますが、適切に伝えられるか自信がありません。そして、令和にはコレが使えなくなるのかと思うと、「本当に良いのか」という躊躇いが指先を鈍らせるため、少々持って回ったような言い方になるかもしれません。

 

 

本家取り。

平たく言うと「ツッコミ構文にプロフェッショナルや本家本元の視点を割り込ませる」というものです。分かりにくいでしょうが、コレがインスタントなユーモアを得る上で本当に便利な手法でした。

 

例えば…

 

友人が作ったカレーが辛すぎたときに言う

「こんなのインド人でも辛いって言うぞ」

これです。

 

 

ディズニーランドでミッキーを見てはしゃぎまくる友人に対して言う

「ミニーでも そんなテンションには ならねえだろ」

これです。

 

 

構文にするなら

「(a)でも(b)って言うぞ」

(a)…状況にあうプロの名称 (b)…単純なツッコミ台詞

でしょうか。

 

これは本当に便利です。

機能的には普通のツッコミと変わりません。相手のズレた言動に対して「おかしいだろ」と指摘するだけです。

ただ、その文頭に「プロが見ても」と言う注釈を込めるだけでいいんです。

 

こんな食い物、農家でも捨てる

伊能忠敬でも「少し休もう」って言うだろ

こんな部屋、永井隆でも「狭っ」って言うぞ

 

本当に便利だったんです。

カニズムとしては「ガンジーでも助走つけて殴るレベル」と同じですが、これほどのクリエイティビティがなくても、誰でも素軽く使えたのがこの構文です。

今まで何度この定型文に助けられてきたことでしょう。

 

自分の中でも薄々「腐ってきている」と気付いていたのですが、都度、言葉尻を変えて尻尾を掴まれないように足掻き続けてきましたがもう限界です。

使ってみるとわかるのですが「社員でも」でほとんどのケースが網羅できるんです。

 

さわやかの社員でもそこまで絶賛しねえだろ

アップルの社員もこんな機能知らないんじゃない?

こんな過金額、Cygamesの社員でもヒくぞ

 

もう潮時でしょう。

断腸の想いでこの定型文を平成に捨てようと思います。

 

これを見ている人はきっと「何を大仰な」「勝手にすればいい」「しょ〜もない」と言うでしょう。そう言わせてしまっているのなら僕の説明不足なのですが、それだけ僕がこの構文に依存していたということを理解いただければ幸いです。

 

いや、ちょっと待て。「しょ〜もない」だけは取り消せ。それだけは本当に許せない。全然しょ〜もなくない。そんな汚い言葉を俺の前で2度と使うな。クソが。

 

本家取りを捨てるということは、僕にとって、お焚き上げのようなお定まりの行事ではなく、右腕を切り落とすに近い行為なんです。

言語野の予測変換第一候補にこびりついていましたが、今日を境にきっぱりとお別れしようと思います。

 

 

まあでも、正味なところ、このブログ書きながら『「ガンジーでも助走つけて〜」と同じ構図じゃんね』と気付いた瞬間、なんの愛着もなくなりました。な〜んだ、後生大事に抱えてきた構文、二番煎じかい。ハァ〜なんだよ、捨て捨て。捨てだ、こんなもん。

 

 

気になった方がいたら、使ってみてください。

イマイチ伝わってないかもしれませんが、これ本当に便利なんです。

 

 

 

あと、ついでに「この光景、絶対走馬灯で見るわ」も捨てます。

これは便利とかではなく、ユーモアが発生しないただのコメントに過ぎないと気付いたので。

2018年に書いた記事まとめ

確か例年、年末になるとその年の仕事をまとめる流れがあったはず。

 

2018年はありがたいことにいろんなお仕事にありつけたのですが、毎度のことながらセルフRTやエゴサRTができない性分なので、ツイッターのTLに一度だけ遠慮がちに載せただけで、あとはそのまま流れていってしまったものがほとんどです。

 

 

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一回きりで忘れられていくなんてもったいない。

 

 

せっかくなのでこれを機に2018年にかまどが関わったお仕事をご紹介します。

年末のおヒマな時間にどうぞ!

 

1月

▼オモコロ/【わしの修行は厳しいぞ】漫画の師匠にありがちなキャラ10選▼

omocoro.jp

 

2018年一発目のオモコロ特集です。

この前の年、週間少年ジャンプに『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』という読み切りが掲載されたのですが、そこで描かれていた先生がすごくツボでした。

その時に「そういえば漫画の主人公に修行をつける先生・師匠キャラって色々パターンあるよな〜」と思いついたので、そのままの熱で書きました。

記事内の「一見やる気ない奴」は、その読み切りの先生にルックスを似せた覚えがあります。

 

ちなみにその作品を描いた宇佐崎しろ先生は、現在ジャンプで「アクタージュ」を連載中です。やっぱり心に残る作品はのちに結果を出すもんだな〜と思います。

本当に余談ですが、数年前に少年ジャンプで掲載された「叢鋼 -ムラハガネ-」という読み切りが本当に凄まじくて、いまだに心にこびりついています。寡聞にしてその後のご活躍をお聞きしておりませんが、本当に凄かったのでどこかでまたあの先生の漫画に会いたいとずっと思っています。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんはこの記事を読んで「面白くて、寝不足になりました」と言ってました。もちろん嫌味です。

 

 

 

▼オモコロラジオ/ラジオ漫画犬漂流編54「傾奇者がやって来たの巻」▼

omocoro.jp

オモコロライターの先輩凸ノ先生のラジオにゲストとしてお呼びいただきました。今聞き直してみると、だいぶ凸ノさんに甘えながら話しています。

オモコロライターになる前から「ラジオ漫画犬」のファンだったので、結構達成感があったのを覚えています。

正義のフェラチオの話に触れ「詳細はまあ…イベントなんかでこっそり教えますかw」とか言ってたのに、特に誰も気にしてなかったので、軽くスネました。

 

 

 

2月

▼ラジオNIKKEI/JOY・シモダの気分は兄貴分▼

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オモコロの母体であるバーグハンバーグバーグの社長シモダテツヤさんとタレントのJOYさんがキャッキャしゃべるラジオです。ご好意で構成作家としてお邪魔させて頂くことができました。

全編フリートークだし台本もほぼなかったので、のびのび楽しく参加していますが、「作家の笑い声がやかましい」とお叱りのメールもあったので、そこはちゃんと反省しました。

でもほら、ラジオ番組って大体そうじゃない? 深夜のラジオとか聞いてみてよ。

 

今でも「ラジオクラウド」というアプリを使えば、ほぼ全編聴くことができますので、おヒマな時間にぜひ!

 

 

 

▼オモコロ/「架空キャバ嬢」が語る「嘘の嫌な客」選手権▼

omocoro.jp

オモコロに女装させられた記事です。

 

 

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もっとかわいくなる自信があったのですが、仕上がりを見てちゃんと絶望しました。もっとキレイになりたい。

ライティングはオモコロ副編集長の永田さんが担当されています。読んでいただくと分かるのですが、記事の書き出しがもはや不親切なくらい硬派でビビります。こんなことやっていいんですね。

 

しばらくはテンションが上がっていたので、女装写真を妹に見せたこともあったのですが、「こんなんで身内の笑いを求め始めたら終わりよ」的なことを言われました。うるせえバーカ!

 

 

 

▼オモコロ/漫画にありがちな「顔の傷跡パターン」厳選10!▼

omocoro.jp

「漫画のキャラの傷跡ってパターンいっぱいあるよな〜」と思ったので、そのままの熱で書きました。

だいぶ前から書きたかったのですが、「本当に顔に傷を負って苦しんでいる人もいるのに、どういうつもりですか?」的なご指摘があるだろうとビビって二の足を踏んでいた記憶があります。

出来上がりを見るとその辺の配慮は全く見当たりませんが、当時の僕はなぜGOを出したんでしょうか? 今となっては謎です。

 

あとで指摘されたのですが、ONE先生の漫画「モブサイコ100」に顔に傷を持つキャラが数パターン登場するらしいです。まさに、目元とか額とか、いろんな傷のつき方をしているらしく、丸かぶりしてたら嫌なので調べずに終わっています。もちろんモブサイコの方が先出しだと思います。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんはこの記事を読んで「良い記事だったのでPCが爆発しました」と言ってました。もちろん大嘘です。

 

 

 

3月

▼BHB/最高にお得な組み合わせを探せ! dTV × dTVチャンネル

dtv-otokupack.jp

12×12の144通りの組み合わせでいろんな動画が見れるというキャンペーンサイトです。僕は「論破」という役で出演しました。なんだこの役。

 

確か埼玉かどっかの倉庫を借りて、丸一日撮影をしていました。軽い合宿みたいな空気があってめちゃ楽しかったです。

オモコロライターの先輩キショ松さんが休憩時間に遠くの景色を見ながら「電柱を見れば現在地の大まかな地域がわかるんですよ。あの電線のつき方は…」みたいなことを言ってて、地理博士かよと思った記憶があります。

 

本来は、マキヤさんが軽いダンスを披露する動画があったのですが、それはもう本当にヒドい出来だったのでお蔵になったようです。いや、ダンスというかただステップを踏むだけなんですけど、それすらも本当にできてなかったです。

あれを見てしまっては、マキヤさんが今ちゃんと歩いているだけですごいことだと思えてきます。歩いてえらい!

 

 

 

▼オモコロ/【漫画やアニメにありがちなこと】かまどの記事まとめ▼

omocoro.jp

僕の漫画あるある記事をまとめていただきました。感謝。

この辺りからなのですが、僕の言う漫画あるあるって今の漫画を読んでいる層に通用してるのか怪しいな〜と思い始めました。なんか、ノスタルジーの要素が混ざっている気がするんですよね。

 

最近はあまり見なくなった気がしますが、クソリプの常套句に「〜がない。やり直し」というものがありました。

尊大な物言いでだいたい嫌がられるのですが、僕はこれに全然抵抗がなくて、漫画あるあるネタについては、「〜がない。やり直し」という反応を心待ちにしていたケもあります。そんなリアクションがいただけるほど拡散もされなかったので、皮算用でしたが。

 

 

 

▼タイムスぺース/留年は釈迦の旅と同義?留年経験者たちの座談会 ▼

time-space.kddi.com

留年推奨派と留年否定派による座談会記事です。

留年経験者が己を正当化するためのサンドバック役として参加しました。僕はNo浪人No留年です。

座談会中、オモコロ副編集長の永田さんに「かまどは留年してないからつまらない感性しか育っていない」「かまどはマジで留年しといた方が良かった」などと、無理筋の罵倒を受けていましたが、そんなのは自分がよくわかっています。

終わったから言いますけど、留年はした方がいいんですよね。マジで。僕にはそんな度胸がありませんでした。

 

余談ですが、当初は「留年経験者による座談会をやりたいね」という軽い話題から始まっていて、当時はオモコロ内の留年経験のあるライターを中心にチャットが盛り上がっていました。

そんな中、僕がここぞとばかりに「あらあら、留年経験者がこんなにいるなんて。ストレート進級の僕には信じられませんわ」的な絡み方をしたところ、オモコロの悪幹部であるダ・ヴィンチ・恐山さんに「対立構造を煽って自分の出代を確保しようとしてますね」と、一発で見抜かれてくそビビりました。

 

 

 

▼ぺらいちGANMA! /これってどうせこんなマンガでしょ?〜連弾ノオト〜▼

peraichi.ganma.jp

GANMA! さんからお声がけをいただき、「マンガを読まずにサムネだけでストーリーを勝手に予想する」という無礼千万な企画をやりました。

今でも結構好きな企画なのですが、やっぱり「惜しいところまでは当てられても、ドンピシャは無理」という事態に陥りがちです。

 

やってみると各方面からの評判も良く、当のマンガ家の先生にもかなり暖かくお許しをいただけたので本当に安心した記憶があります。

この記事を書いている時、一番辛かったのが「内容を予想している間に中身が気になってしょうがなくなる」という点で、その分、答え合わせとしてマンガを一気読みしてる時間が一番楽しかったです。GANMA! さんは全部無料で読めるからスゴイ。

 

 

 

▼オモコロ/漫画の最終回あるあるだけで作った最終回の漫画▼

omocoro.jp

タイトル通り、漫画の最終回あるあるの要素をパッチワークして最終回の漫画を描きました。

いつかやりたいな〜と思っていたので、「年度の区切り」を大いなる締め切りと見なして、チマチマ書いてました。前の年から漫画を読み漁っていたので、多分時給換算したら20円とかだと思う。漫画を買い集めるためにかかった費用は計算してません、怖いから。

 

オモコロの特集を書かせていただく際、いつも想定ではあれもこれもと書きたいことがありつつ、締め切りを言い訳に1割ほど要素を削って編集部に投げちゃうのが常なのですが、この記事も「最終巻あるある」というテイで、長編漫画の最終巻にありがちなおまけ要素を網羅したいと思ってました。今考えても蛇足だし、やらなくて正解だったかもしれません。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんはこの記事を読んで「主要臓器がおもろ病(やまい)に侵されてしまいました…」と言ってました。もちろん半笑いで、です。

 

  

 

▼ねとらぼ/「説明くさい」「だから何?」 “写真で一言”系の大喜利で絶対笑わないやつが言いがちなマジレス9選 ▼

nlab.itmedia.co.jp

ねとらぼさんから記事執筆のご依頼をいただき、かねがね書きたかった「笑わないお姫様」の話を書きました。

大喜利の解答にあらゆる角度からケチをつけていくという終わってる記事です。よく考えるとPR案件でこんなもの、許していいのでしょうか?

 

僕は本当に大喜利が苦手なので、例としての大喜利回答をひねり出すのにめちゃくちゃ難儀しました。分かっていただけるかは分かりませんが、「かまどはこうやって他人の大喜利をバカにしている」のではなく、「心にこういう人格が巣食っているので、かまどは大喜利ができない」のです。

あ〜ぁ、つまんねえ人生。マジで留年してたら変わってたかもね。

 

 

 

▼文字そば/春から大学生になる君へ▼

omocoro.jp

オモコロのテキストベースのコンテンツで、1000文字程度の短いコラムのようなものを載せている文字そば。

そこで、オモシロ大学生がやりがちな定型ユーモアを紹介するコラムを書きました。

 

オモコロ特集で「これで君もユーモラス!知ってて便利なおもしろ構文50選」みたいな記事を書きたくて、ずっと収集していたのですが、さすがに50個も並べてたら怒られると思ったので、文字そばで鬱憤を晴らすことにしました。

オモコロ編集部の方々には「こういうことしてると本当に自分の首を絞めることになるよ」とやんわり怒られました。当時はまだよくわかっていませんでしたが、今はおっしゃる通りだと思います。悪意って別に面白くないもんね。

 

 

 

▼文字そば/平成30年度 新入社員の特徴とタイプ▼

omocoro.jp

毎年3月頃に、今年の新入社員をラベリングするユーモアがあったのですが、今年から無くなるという報を受け、慌てて書きました。どういう経緯でなくなったのかは知りませんが、かなりスレスレのタイミングで逃げ切ったな〜と思います。

 

実際、中身はウィットに富んだ表現で、新入社員をアゲ目に評価してくれているのですが、どうにも強引なレッテル貼りに見えてしまうので、続けていたら早晩炎上していたんじゃないかな、と勝手に思っていました。

 

 

 

4月

▼質問箱全レス▼

かまどに対する陰口を可視化しようと思って、匿名の質問箱に全レスするという試みを行っていました。

悪口も含めて自分がどう思われているのかがとても気になるタチなので、匿名意見の出入り口を作ってみたのですが、フタを開けてみるとマイナス意見が云々とかじゃなく、ただの賎民が拙い日本語の練習に使う便所紙に成り果てていて愕然としました。

 

楽しかったのですが、全レスという枷に心身を殺されて、結局やめてしまいました。また機会があったら何かやりたいです。

 

 

 

▼ラジオNIKKEI/JOY・シモダの気分は兄貴分▼

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当初は全4回で終了ということでしたが、何か大いなる力が働いて10回まで延長することができました。

残念ながら、この月に最終回を迎えてしまいましたが、聞くところによるとラジコの再生数?とか、何かそういう数字で月間1位を獲ってたらしいです。それでも終わっちゃうというのがスポンサーという存在の大きさを物語っています。

1年を振り返って、後ろめたさもなく一番楽しい仕事だったと思います。笑ってればいいんだし、めっちゃ楽。

 

 

 

5月

▼オモコロ/俺は手甲剣を絶対に使いこなしたい▼

omocoro.jp

オモコロライターの山下ラジ男の記事にイラストを提供しました。そんな大層なイラストじゃないけど。

山ラジのこういう記事は、ギリギリで分かる子供の頃の憧れを体現してくれるので好きです。内容は…というと、それを踏み台にただ悪ふざけしてえだけなんじゃねえのかと思います。

斜に構えたり、文脈をつないだりせずに、真正面からふざけられる無邪気さが本当に羨ましい。僕はもう死んでもこんな感性を持つことは叶わないでしょう。

 

 

 

▼オモコロ/漫画でありがちな「動物がしゃべった時のリアクション」10選!▼

omocoro.jp

水上悟志先生の漫画「惑星のさみだれ」を読み返していた時に、「フィクション界で動物が喋った時のリアクションって色々パターンあるよなあ」と思ったので記事にしました。「惑星のさみだれ」はいい漫画なので是非読んでみてください。

この頃はツイッター界でウケている動物キャラも多かったので(別に今でもそうかな?)、各動物のモデルにしたりもしたのですが、本当にただそれだけなのに「性格が悪い」と方々から指摘されました。謎。

 

この記事を書いている最中に、モデルにしていた一つの動物キャラが炎上して消えてしまいました。インターネットは何があるか分かりません。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんはこの記事を読んで「いい記事!」とおざなりな一言を添えて、なぜかケモナーもののエロ画像を送ってきました。もちろん嫌がらせです。

 

 

 

▼オモコロ/最強の「ご当地お菓子チョイス王」は誰だ!? 「菓子盆選手権」▼

omocoro.jp

オモコロ名物企画「菓子盆選手権」に初参戦しました。

ご当地お菓子という縛りの中で「福岡出身」はあまりに大きなアドバンテージでしたが、自己演出が過ぎて自滅しました。

 

菓子盆は本当にガチンコでやっているので、参加者が盆に飾り付けをして持ってくるまでどんなものが出てくるのか分かりません。

ARuFaさんのサイコ盆は聞きしに勝る出来でした。彼の目線越しには、ああいう風に世界が見えているのでしょう。恐ろしくてしょうがありません。

 

 

 

▼GANMA! /これってどうせこんなマンガでしょ?〜ダンジョンほいく〜▼

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「サムネだけでマンガの内容を予想する」という無礼千万な記事の第2弾です。

この企画自体はとても楽しいのでもっとやりたいのですが、どうやっても作者の方に失礼なので及び腰になってしまいます。

個人的に作者の方をケモナーだと見破ったのは快挙だと思っています。ヒザのテカリで完全にわかったもんね。この方は可愛いモン娘を描くに違いない。

 

「ダンジョンほいく」って、マンガとしてかなり良い構え方ができる設定だと思います。パッと設定を聞いただけで面白そうなストーリーがいくらでも湧いてきそうなワクワク感があるじゃないですか。

そういうのを見つけた時って作者の方はどんな気持ちなんでしょうね。

 

 

 

▼イベント/漫画犬とかまみく▼

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凸ノさんと合同でイベントをやりました。ものすごく楽しかったです。

イベント中のスライドを準備しすぎて凸ノさんにヒかれた上に、本番中にはPCが音を上げてしまったりと、明らかに過積載な作りをしていました。これを「内容盛りだくさん」という耳障りのいい言葉で済ませたらダメですね。

 

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こういうことをしたりしました。

 

 

みくのしんがメインキャストのイベントでは毎回「辛いカレー」という彼のお手製絶品カレーが販売されます。

みくのしんはイベントに関して何も(本当に何も)手伝ってくれないのですが、このカレーがあるからオールOKになっています。まだ食べたことのない人は、どっかにレシピが転がってるはずなので自作して見てください。

 

 

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今PCフォルダを漁っていたらこんなものが出てきました。

何かの参考になれば。 

 

 

 

6月

▼文字そば/「おもしろい人」の見分け方▼

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メンタル自傷行為

これがどれだけ伝わるのか算段をつけないまま書いたユーモリストあるあるです。この文字そば、言ってる意味わかりますか?

自分の手首を切るのに夢中で、言葉使いが露悪的になっていて、今読み返すと結構不快ですね。反省です。

 

これを提出した時、編集部の皆さんがしかめ面をしたのがチャット越しでもわかりました。来年はもうこういうのはやめます。 

 

 

 

▼文字そば/俺の母さんをよろしく頼むよ▼

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先ほどの反省を活かして、向社会的な文字そばを書きました。

隅から隅まで実話で、今も家族のグループラインにはこの子の写真が送られてきます。

 

僕の中では全く家族意識はありませんが、もう僕以外の家族の中ではかけがえのない存在になっているので、もう「よろしく頼むよ」という気持ちです。

なんかこういう、コミュニティを新参者に任せて去る感じってカッコよくないですか? マッドマックス 怒りのデスロードのラストシーンをイメージしています。アイムマックス。

 

 

 

▼オモコロ/【検証】つまらない会議も『悪の組織の会議』をすれば楽しくなるのか?▼

omocoro.jp

イラスト協力した記事です。

「悪幹部たちの会議」ってもう本当に好きなシチュエーションなので羨ましい。俺も悪幹部になりたかった。

 

ちなみに僕はボスにその実力を買われているポジションの奴で、他のメンバーに「ちょっとあんた…勝手なこと言ってんじゃないわよ!」と言われても、ボスが「構わん。そいつの好きにさせてやれ」と制する感じがいいです。

 

あとモンゴルナイフさんがセクシーすぎる。インターネット的に言うと「けしからん」

 

 

 

7月

▼オモコロ/明日から使える!漫画でありがちな『ニセモノの見破り方』10選▼

omocoro.jp

「ニセモノの見破り方っていろいろあるよな〜」 と思ったので書きました。

クワイエットルームにようこそ」という邦画があるんですが、なぜかは覚えていませんがなんとなくそれを元ネタにした作りにしました。本当になぜかは覚えていません。

 

ざっくり言うと記事中に「見る人が皆ニセモノに見えてしまう女性」が出てくるのですが、実際に似たような症状を見せるカプグラ症候群というものがあるので、「実在する疾患をネタにするとは何事か」的な言いがかりがくる可能性を危惧していました。

なので、なんとなくヒロイックにしたり全体的に茶化さないように気をつけたつもりなのですが、多分全くの杞憂だったと思います。もちろん揶揄するつもりは全くありません。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんはこの記事を読んで「カマドナルドのおもしろハッピーセット」と言ってました。来るとこまで来たなって感じです。

 

 

 

8月

▼オモコロ/お母さんに見つかるな!第1回エロ本隠し選手権▼

omocoro.jp

エロ本を隠すというただそれだけの記事です。発案者は別の方なのですが、ライティングは僕が担当しました。

もう撮影自体がめちゃくちゃ楽しかったので、もう誰が書いてもウケるだろうなと思っていたのですが、公開後は思っていた以上の反響でした。気持ちよかったです。

 

企画の内容自体もそうですが、何よりお高菜さんが書いた擬似エロ本の表紙が最高です。誰が考えたか知りませんが、エロ漫画家の名前もじりもスーパーグッド。きっとこれ考えてる時が一番楽しいと思います。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんは「文章の巧拙に言及した感想ツイート」のリンクを貼って、「買収しました?」と言ってました。とうとう正面から悪口言ってきやがった。

 

 

 

▼ヌートン/【ネタバレなし】奇跡を手作りする映画「カメラを止めるな!」伝説の舞台挨拶に行ってきた!▼

nuwton.com

ヌートンさんのご好意で、ハマりにハマった映画「カメラを止めるな!」の舞台挨拶にお邪魔してレポート記事を書かせていただきました。今読み返すとくそ長い。

レポート記事ってなる早で出すのが普通だと思うのですが、この記事は「ああでもない、こうでもない」とやたらと時間をかけていた覚えがあります。執筆中に各メディアが次々と取材記事を出していたので心が折れかけていました。

 

結果、ただの長文ファンレターになってしまいましたが、この記事は出演者の方々にまで届いたようで、本当に嬉しかったです。ファンレターなので、それでいいんです。

 

たまに「かまどが勧めてたから観てみたけど、めっちゃよかった!」という声をいただくこともあり、好きなものはもっと素直に表現していこうと思いました。

今までの人生において、「好きな映画は?」と聞かれるたびに、いろいろ考えてカッコつけた解答をしていたのですが、2018年以降は「カメラを止めるな!」と答えればよいという鉄板のベストアンサーを得ることができたのでよかったです。

 

 

 

9月

▼【「懐かしい」が分からない】「ミニ四駆買って!」がどうしても親に言えなかった話▼

nlab.itmedia.co.jp

子供の頃、親にあれ買ってとおねだりできないヒネたガキなのでこういう思い出がいっぱいあります。

今思い出しても「クソガキだったな〜」とげんなりする思い出を記事にしました。また書きたいな。

 

親としても主張のない子供に何を与えたらいいのか頭を抱えていたんだろうな、と今になって思います。小学生の頃からワンピースが好きだったのですが、それを察して父がPCの壁紙をルフィにしてくれていたのを覚えています。

自分から「○○が好き!」と言わないのでしょうがないのですが、当時の僕は「好みを盗み見られた!」と感じてすごく恥ずかしかったです。ファイル名が「ルヒィ〜」になってて、それもすごく嫌でした。

 

 

 

▼ヌートン/人に作品の魅力、ちゃんと伝えられてる? 1分間のマンガプレゼンで計ってみた▼

nuwton.com

急にヌートン編集長の加藤さんから「好きな漫画プレゼンして〜」と言われたので参加しました。

「一番好きな漫画を…」とのことだったので、迷わず鋼の錬金術師をプレゼンして1位になりました。やったね!

マンガソムリエの兎来栄寿さんに見ていただいたようで光栄です。直接お会いしたことはありませんが、好きです。チュッ。

 

ハガレンは映画もアニメ(1期も2期も)も面白いので、そこもプレゼンに盛り込めばよかったな〜と後で思いました。

 

  

 

▼オモコロ/お菓子の空き箱で「さいきょう」のロボットを作れ!第1回空き箱ロボ選手権▼

omocoro.jp

お菓子の空き箱でロボットを作る童心丸出しの記事です。

企画には参加しませんでしたが、ライティングを担当しました。

 

山ラジが空き箱ロボを持ってきた時、あまりの出来にみんなで爆笑していたのですが、その時の温度感を記事に表現できなかったのが心残りです。

 

映画「パシフィックリム アップライジング」のPRだったのですが、この記事公開後、試写会(?)的なイベントでこのロボたちは展示されたそうです。

のちにそれを聞いた時、参加者の皆さんは「自力で立てないのにどうすんだ…?」とビビっておられましたが、話に聞くととても好評だったそうです。

ちなみに子供たちの間では長島さんのロボが人気だったとか。マジで?

 

 

 

10月

▼かまポケヒロインズ▼

カスタムキャストが流行っていたので、可愛い女の子を作りました。

 

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やば可愛い

 

 

 

▼LINE@始めました▼

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特に有効活用できていませんが、気が向いたらぜひ。@mrs8076n 

 

 

11月

▼オモコロ/【4p漫画】一番ヌケるシチュエーションはどれだ!? 第1回エロ漫画導入選手権▼

omocoro.jp

オリジナルのエロ漫画を考えるというものです。企画参加〜ライティングを担当しています。

今年携わったものの中では一番反響も数字もよかったです。俺が企画から考えたことにならんかな。

紙魚丸先生にバッチリ漫画化していただけて感無量でした。「QUEENS GAME」には具体的な意味でお世話になりました。へへ。

 

「多分こういう風にウケるだろうな」という想定を超えてシェアされていて、中でもエロ同人・エロ漫画界隈の方々まで届いたのは全く見込みに入れておらず、嬉しい誤算でした。

「#あなたのエロ漫画導入」というハッシュタグが一人歩きして、この記事を抜きに盛り上がっていたので、最初からエロ漫画クラスタにも照準を当てた書き方をしていたらもっと伸びていたのかもな、と反省したりもするんですが、とはいえ、そういうスケベ心があると途端にウケなかったりするので、僕の力ではここが限界だったような気もします。

 

オモコロ編集部のダ・ヴィンチ・恐山さんもさぞ 褒め大喜利してくれるんだろうなと思ってたら「そのくだりはもう終わったので」と言われました。さみしいな。

 

 

 

▼KAI-YOU/【ギルガメ】平成も終わりだし、当時のエロスを振り返る【デラべっぴん】▼

kai-you.net

「平成のエロを知らない男」 として、エロ談義に参加しました。

同世代でも「こいつと同い年だけど普通はもっと詳しいだろ!」と愚痴ってる人もいましたが、そういう人はお兄さんがいたりしたんじゃない? 多分平均はこんなもんだと思うけど…。

 

日頃から「ギルガメッシュナイト知らないの? あれはすごかったよ〜」と往年のエロ番組の自慢をされるたびにイライラしていたのですが、この日「ハケ水車なるものがあって…」など具体的な内容を聞いて、マジですごいものだったんだなと痛感しました。

 

ヨッピーさんに「かまど君が子供の頃にお世話になったエロコンテンツは何?」と聞かれたのですが、マジで本当に思い当たるものがなく(大学生になって以降はめちゃくちゃあります。今一番お世話になっているのは幾花にいろ先生です)、あたふたしました。

現場にはイジリー岡田さんのマネージャーさんもいらっしゃっていて、彼も僕と同世代だったのですが、だいたい似たような反応でした。

漠然とインターネットでエロサイトを漁っていた年代なので、エロの共通言語がないのかもしれません。エロと言ったらアレっしょ!っていうのがないのかも。

 

 

 

▼エキストラ/モルボルだけのアイドルユニット? アイドルモルボル総選挙開催中!▼

morbolvote.finalfantasyxi.com

ほんのエキストラですが、この企画に参加しました。

FFのモルボルがアイドルになるという悪ふざけ映像なのですが、現場にはスクエニの社員のみなさんがエキストラとしていらっしゃっており、あまりのおおらかさに驚きました。平日の昼間に何をしてんだ。

 

撮影の合間、綺麗な女性社員の方が、キショ松さんに「いつも見てますよ〜」とお話しされていました。なぜかはわかりませんが、すごくイケナイ光景を見てしまった気がします。

 

 

 

12月 

▼ねとらぼ/どんなものでも擬人化したらかわいくなるの? 欲望のまま電子マネーを美少女にしてみた!▼

nlab.itmedia.co.jp

ひょんなことからお声がけをいただき、6電子マネーを美少女キャラ化しました。

可愛い女の子を書きたい欲が高まっていた頃だったので、元ネタとかほとんど無視して好みのヒロインを量産したのですが、今読み返すとごく単純に気持ち悪いね。

 

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好き!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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今年はこのカリオペちゃんを生み出した時点でかなり功徳を積んだと思います。

たまにカスタムキャストをいじるのですが、もうこの子が可愛すぎて全クリ感が出てしまっています。

 

 

 

▼タイムスぺース/心配性が集まって語り合う!「不安」座談会▼

time-space.kddi.com

心配性が日頃の不安を語り合うだけの場に呼ばれたので、好き放題話しました。

後で聞くと、バーグハンバーグバーグにて「社外でこういうこと話せそうな人は誰か」という話題になった際に、いの一番に僕の名前が出たらしいです(僕をノせるためにおべんちゃらを言われているという可能性もちゃんと考慮しています)。

 

1時間も話していたので、さすがに記事上ではいろいろ省略していただいていますが

「コンビニでグミとかボールペンとかが引っかけてあるフックをみると、足を滑らせて目に突き刺さるイメージがよぎるので、少し避けて歩く」

「道端に落ちているバッグや箱は中身を見て何もないことを確認しないと、その日1日怖いイメージがつきまとう」

などの不安(?)も、テーマに沿ってるのか分からないままくっちゃべっていました。

 

山口さんの「指なんてよく見るとかなり不安定な部位なんだから、死ぬまで無事なわけがない」という不安などは、最初よく分かっていなかったのですが、この座談会を通して感染りました。

指が飛ぶイメージがよく頭によぎるようになって、外では両手をポケットに収納する頻度も上がりました。知らなかった頃に戻りたい。

 

 

 

通年

▼オモコロラジオ/かまってみくのしんGOLD▼

omocoro.jp

みくのしんと一緒に今年も1年間ラジオを更新し続けることができました。

たまに「誰が聴いてんの?」と虚しくなることもありますが、もう二人が楽しくやってるだけなので気にしないことにしました。

聴いてくださっている方がいましたら、それはもう本当にありがとうございます。これからも聞き続けてくれたら、僕は君を一生愛する。

 

今年よかったな〜と思うのは

いちリスナーにブチ切れた回

みくのしんの豆知識がすごかった回

永田さんの男気にびびった回

通算100回に山ラジとダベった回

このあたりでしょうか。

 

通勤などの移動時間って地味に時間がかかったりするので、そんな時のお供にぜひ聴いてやってください。

本当にお願いね。多分あれよ? もうオモコロの人らも誰も聴いてないのよ?

 

 

 

▼ヌートン/ツイッチゲーム実況「SIREN」▼

nuwton.com

「極端に苦手なホラーを克服したい」ということで、みくのしんと二人でホラーゲームの定番「SIREN」を数ヶ月に渡って実況プレイしています。

初めの方こそビビっていましたが、今ではゲームのやりがいの方に目が向きがちで、もう怖いとかじゃなくなってきました。これでホラーを克服したとは思いませんが。

 

かなり時間をかけて(週一配信で2時間程度のプレイ)ゆるゆるやっているので、もうゲーム実況のテイを成しているのか微妙ですが、それでも一定数の方々がいつも見に来てくださっているので毎週頑張れています。ありがとうございます。来年も見に来てくれたら、僕は君を一生愛する。

 

全クリしたあかつきには、見てくださった皆様にお返しできるような何かを考えます。

みくのしんとは「平成が終わるまでにはSIRENも全クリしたいね」と話しているくらいなので、長い目でお付き合いいただけますと幸いです。

余談ですが、その時、みくのしんが「平成って12月で終わりじゃないの?」と言っていて戦慄しました。

 

 

 

 

 

年末の挨拶

今年も一年、皆々様にはお世話になりました。おかげさまでいい2018年が過ごせました。ありがとうございます。

 

 

今年の目標は「オモコロでPR記事を書かせてもらう」だったのですが、フタを開けてみると無事達成できました。何事も言ってみるもんです。

来年の目標は「ちゃんと貯金する」です。

お金が欲しいです、来年も引き続きお仕事お待ちしております。

 

 

 

もしここまで読んでいただいた方がいましたら、心から御礼申し上げます。僕がどうにかこうにかライター活動ができているのはすべてあなたのおかげです。ありがとうございます。

 

もうちょい応援しがいのある人間になるよう頑張りますね。

2019年もどうぞよろしくお願いします。

 

ドラクエキテレツ博打ランキング2016

あなたはドラクエキテレツ博打」を知っていますか?

 

ドラクエキテレツ博打(通称ドラキテ博打)とは、
僕の友人である「みくのしん」が行っている賭博です。

丁半博打のように、
みくのしんが歌うメロディが「ドラクエか」「キテレツか」を予想して賭けるという遊び。

 

始まりは2016年7月4日深夜

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僕相手に確かな手応えを感じたみくのしんは、
この日以来ほぼ毎日ツイッターでドラキテ博打をアップするようになりました。

 

この博打の正しい遊び方は以下のとおり

 

 

 

 

ご覧の通り、とても文化水準の高い遊びです。

 

上記のような特別編も含め、2016年7月4日以来、
みくのしんは数多のドラキテ博打を生み出してきました。

 

しかしながら、
そのほとんどはツイッター界の誰からも支持を得ず、雑多に消費されタイムラインに流されていきました。

 

勿体なさすぎると思いませんか?
見逃すなよ、この才能を。糸井重里は何をやっているんだ。

 

ということで、勝手ながら、
2016年のこれまでのドラクエキテレツ博打の中から
「これは見ておくべき!」というものを選出しました。

 

ドラキテ博打ランキング2016の発表です!

 

 

 第10位  雨の日サービスDAY

初心者でも楽しめる回。
「ドラキテ博打やってみたいんだけど、どれから見ていいかわからない」という人には、この回を進めておけば間違いありません。

 

「してやったり!」という喜びが抑えきれない顔もチャーミング。
オーソドックスでありながら小技を効かせたこの回、
ドラキテ博打ファンに「わかってねえな…」と思われるのも嫌なので10位にランクインさせておきましょう。

 

 

 

 第9位  本当にあった怖いドラキテ

夏にふさわしい背筋のゾクッとする回です。
本人曰く「本当に突然電気が消えた」とのことで、それを聞かされた時は「はぁ…まぁ…そっすか…」と心底震え上がったものです。


電気が消えた瞬間、得体の知れない不気味な影が映り込んでいますが、怨霊ではなくみくのしんの残光です。
 

 

 

第8位  大喜利だってできる

2016年後半にリリースされだした大喜利系の回。
ドラキテ博打の後におまけ程度のちょっとした小ネタを披露してくれます。
食後に温かいおしぼりを持ってきてくれる小料理屋のような些細な心配りが光ります。

 

小ネタの内容が面白いかというと、そこはそれ、おまけ程度のものなのでまあアレなんですが、
この辺をランクインさせておかないと、ホラ、みくのしんさんが報われなさすぎるでしょう。

 

 

 

 第7位  演出家の一面

2016年終盤にみくのしんが好んで使っていた演出。
ハメを外したネタを披露した後、録画停止するまでの気の抜けた表情をあえて残すという小ずるい手法です。


その落差に「最後気ぃ抜きすぎwwwわろすwww」と言いたくなることうけあいですが、それすらみくのしんの手のひらの上。
うっかり指摘すると古参ファンに「にわか乙www」と煽られてしまうので注意しましょう。

 

この他にも探せば何作か見つかります。 

 来年もいろんな手法で僕たちを楽しませて欲しいですね!

 

 

 

 第6位  ポケモンGO

2016年を象徴する回。
ミニリュウの巣が発生した!」 という噂を聞きつけたみくのしんが世田谷公園にやってきた日の作品です。
ポケモンGOに興じる人々を背景にして、高台の上で撮影されています。

 

この日は僕も同行していたのですが、僕を呼び出しておきながら待ち合わせに遅れ、
挙句「人多すぎ…帰ろうぜ…」とか言い出した時は、マジで殺してやろうかと思いました。

 

個人的に生でドラキテ博打が見れた回なので、贔屓も込みでランクイン。

 

 

 

第5位  スピーディ&クレイジー

ごくたまに現れるパワー系の回。
全く知性が感じられませんが、その分だけ莫大なエネルギーを発しているのがわかるかと思います。

社会的責任を伴う一般人にはとても真似できない芸当です。
スピード感のある締め方もいいですね。この時のみくのしんは風になっている。

 

 

 第4位  削除される前に見ておこう 

自転車に乗って撮影された珍しい回。
爽快な深夜サイクリング動画だと思ったら通り魔の自撮りだった、というどんでん返しが怖い。

 

ひと気を気にして鼻歌に留めていたり、辺りの様子を伺っていたりとわずかながら理性が残っている点がより恐怖を煽ります。 
画面の向こう側のあなたを見つけたみくのしんの表情もすごい。

 

必ず2度見たくなるドラキテ博打ですね。

 

 

 

 

 

 

さて、

いよいよベスト3の発表ですが、その前に「惜しくもランクインを逃した作品」をご紹介しましょう。

様々な理由で惜しくも圏外となりましたが、ともすると首位争いに食い込んでいてもおかしくなかった強豪揃いですよ!

 

 

 

あ、あと、ここまで連続してドラキテ博打動画を見てきたため、
そろそろみくのしんの顔面がキツく感じられる頃だと思います。
妊娠中の方や心臓が弱い方は、休憩を挟みつつ時間をおいて視聴しましょう。

 


 

惜しくもランクインを逃した作品

2016年大賞でもおかしくなかった作品ですが、残念ながらキテレツの音程を外しているため泣く泣くランク外に収めました。
来年はこういうミスを減らして欲しいものです。 

 

メロディを奏でないという意欲的な作品。
さすがにここまで過激なものはランクインさせられませんでしたが、
この挑戦的な姿勢は持ち続けて欲しい、というのがファンの総意です。

 

シンプルながらパンチ力のある一作。
惜しむらくは声が遠くて聞きにくいという点。
残念ながらランク外です。

 

欲張りすぎ。 

 

人様のワンちゃんにちょっかいを出すな。
吠えられた後に自分の表情を映していますが、「面白ハプニングが起きてしめしめ」感がにじみ出ているように思えます。
意識の低いYouTuberってこういう顔してるんだろうな。

 

駆け抜けるスピード感がクセになる作品。
換気扇の音が大きく聞きづらい、という点に目をつぶれば大賞候補なのですが…。
重箱の隅をつつくような指摘だと思われるでしょうが、それだけ今年は力作ぞろいなので、こういう細かい減点が態勢に影響してくるのです。 

 


 

 

お待たせしました。
いよいよベスト3の発表です!

 


あなたの推しドラキテ博打はランクインしているでしょうか?
それでは一気に発表していきましょう!! 

 

 

 

第3位  夜の住宅街にて

野外で撮られた作品の中でも異彩を放つこの回。
まぁ自己紹介してるだけ、って言われればそれまでなんですけど。

 

「深夜の住宅街で高らかにドラクエを歌うみくのしん」を漢字3文字で端的に現してくれた表現力を讃え、3位とさせていただきます。

 

だってツイート日時見てよ。これ夜中の3時に撮ってるんだよ?
本人もこう言ってんだから誰か通報しろよ。

 

 

 

第2位  破壊的イノベーション

ドラキテ博打の常識をぶち壊す革新的な回。
初見さんには決してオススメできませんが、これまでドラキテ博打を長く愛してきたファンにはお腹いっぱい楽しめる究極の娯楽作品に仕上がっています。

 

毎秒すごい数の脳細胞が死んでいってそうなゴリ押しのパワーもさることながら、
終盤、我に返ったところで「なんだ理性残ってるじゃん」と安心した刹那、ガッと野生をのぞかせるジェットコースターのような展開にも唸らされます。

なんの前触れもなくこういう作品が生まれてくるのがドラキテ博打の恐ろしいところです。

 

 

 

第1位  傑物

問答無用のパワー、計算され尽くした演出、緩急の効いた飽きのこない構成。
コンマ1秒も知性をのぞかせない正真正銘の化け物動画です。

 

この時期のみくのしんは、自分の手を離れ大きくなってしまった「ドラキテ博打」という存在に飲み込まれそうになっていました。
しかし彼は秩序を捨て、自らが怪物となりドラキテ博打を完全に我が物としたのです。

 

これはみくのしんのドラキテ博打ではない。
みくのしんがドラキテ博打なのだ。

 

彼の大いなる献身を讃え、この作品をドラキテ博打ランキング2016の大賞とさせていただきます。

 

 

 

 

 

終わりに

いかがでしたか?

 

僕の2016年の締めくくりがこのブログですよ。

 

何やってんだ俺は。
年末だぞ。しっかりしろ。

 

何だよドラキテ博打ランキング2016って。
みくのしんが書けよ。

 

混じりっけのない「時間の無駄」でした。
マジでこの記事に費やした時間は何にもならない。
wikipediaの「徒労」のページにこの記事のリンクを貼ってほしい。

 

どうせここまで読んでる奴もいないし。
多分みくのしんですらここまで読んでない。 

 

 

 

ありがとうございました。

 

来年もよろしくお願いします。

手軽に試せる!刀で斬られたときの演出法

名刀を携えたつわものと対峙するとき

あなたはどう斬り捨てられていますか?

 

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ほとんどの人がこのように

「たやすく斬り払われる」を選びがちです。

確かに相手に任せて斬られておけばこちらの責務はある程度果たしていると言えます。

 

しかし、相手はせっかくの剣客です。

相手に任せっぱなしではなく、こちらもひと工夫することでより華やかな最期を描きたいものです。

 

よく「斬られ手が余計な小細工をすると嫌がられるのでは?」と気にする方もいますが、そんなことはありません。

 

斬り手も人間ですから、

より効果的に演出しようという姿勢が見えれば、「次もあの子に頼もうかな?」と思うものですよ。

 

そこで今日は、

ワンランク上の斬られ手になるための演出法

を紹介します。

 

ぜひ、次の機会から試してみてください。

武器添え

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身体と一緒に武器も斬ってもらう。

初心者でも簡単に試すことができるパターンです。

刀の切れ味はもちろん、「なすすべなく切り捨てられる感」を演出できます。

武器はモーニングスターである必要はありませんが、なるだけ硬い材質のものを選びましょう。

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「武器を持つ」という簡単な準備だけで、切れ味をより鋭く表現できます。

また、さほどグロくもなく子供に見られても安心な斬られ方です。

 

刃止め

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刀が身体を通過する途中で、あえて止めるというやり方。

ともすると切れ味表現を損なうようにも思えますが、

「人体が豆腐のように切断されていく過程」を見せることでかえって切れ味を強調することができます。

 

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どうしても切断面を見せる必要があるため、全年齢向けというわけにはいきませんが、

年齢層を気にしなくて良い状況であれば、かなり有用な演出といえるでしょう。 

(気になる方は斬られた後にシルエットになれば多少緩和できます)

 

コツは

「切断面はできるだけ綺麗に見せる」

「刀が身体の芯を通る前に止める」

この2点を意識するとグッと引き締まった斬られ方ができます。

 

認識落とし

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斬られたことに気づかない、というパターン。

「自分が死んだことにすら気づいていない」というケレン味ある演出なので、斬り手人気が高く「このパターンでやりたい」とリクエストされることも多い手法です。

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この演出中は必然的に動くことができないので、

「剣客を目の前にして能書きを垂れるシチュエーション」に限られます。

武器を持っていれば「戦いを始める前の名乗り」に乗じてこのパターンが試しやすくなります。

 

このときの武器は三節棍である必要はありませんが、ギャップを出すためになるだけ仰々しい武器を選びましょう。

短刀やピストルなどでは少し物足りないかもしれません。

 

コマ斬り 

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周りのコマごと斬られるパターン。

ケレン味たっぷりで「ここ一番!」という時に使うと、剣客の腕前をかなり効果的に表現できます。

中級者であれば一度は試してみたい大技です。

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この手法をとる際には、今自分がいるコマが大ゴマかどうかに気を配る必要があります。

そのため、自分だけでなく周りの状況など全体を把握できる視野と余裕が持てるようになってからチャレンジした方が良いでしょう。

見た目も清潔なので子供にも安心して見せられる、というのもこの演出の強みです。

 

難点を上げるとすれば、

大ゴマを必要とするのでモブ感に欠けるというところでしょうか。

一般兵というスタンスでこの斬られ方をすると役不足感は否めません。

 

ただし「中ボス然とした噛ませ役」であればこの点もクリアできます。

「こいつは手強そうだ」と思わせる程度の装備を準備しましょう。

このときの武器はバルログのやつである必要はありません。

バラバラ

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斬られ手といえばコレ!」と言える王道パターン。

これがやりたくて斬られ手になったという方も多いのではないでしょうか。

派手に命を散らせましょう。 

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斬撃とともに消しゴムのカスみたいなやつを散らすのを忘れないように。

上級者でもつい忘れがちなので注意が必要です。

 

また、この演出法に挑むのであればグロさについては目をつぶりましょう。

年齢層を気にするのであれば別のパターンを試すほうが無難です。

 

どうしても!という方は、

シルエットになれば多少緩和されることを覚えておきましょう。

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シルエットになることで、剣客の所作を強調するという副効果もあります。

 

 

バラバラは、その見た目の派手さとは裏腹に、繊細な技術が必要とされます。

斬られ手になりたての頃に試してみて、そのギャップに驚いた方も多いのではないしょうか。

 

この手法の1番のつまづきポイントは

「どのタイミングでバラバラになっていいかわからない」という点です。

 

基本的には、剣客に斬られたのちバラバラになればいいのですが、

慣れないうちは、つい焦って早めにバラけてしまい、

剣客に「あと数太刀浴びせるつもりだったのに…」と思わせてしまったり、

逆にバラけどころを逸してしまい、気まずい間が空いてしまったり…

というケースが良くあります。

 

一部のハウツー動画では、

「刀が鞘におさまった瞬間に」と教えているものがありますが、

厳密に言うとこれは「殺陣師のタイミング」であって、斬られ手の場合は少しテンポが違います。

 

では、一体どのタイミングでバラバラになるのが正解なのか。

 

一般論では、「斬り手との信頼関係の中で互いにベストなタイミングを見計らう」というのが模範解答ですが、

実は「とりあえずこのタイミングであれば間違いない」という瞬間が存在します。

 

 

 

切断された部分が「ピシッ」と音を立てる瞬間

通称「ピッシングタイム」です。

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この「ピッシングタイム」というは元々斬り手用語で

「この音がしたら間も無く体が自壊するので、これ以上斬るべきではない」という目安にするためのものですが、

斬られ手側からすれば「この音がしたら斬り手はこれ以上斬ってこない」という目安になるのです。

 

先ほど紹介した「認識落とし」の要領で、

斬られたことに気づかない様子を見せつつ、ピッシングタイムが訪れたら一気に体を弾け飛ばす。

 

この手順さえ意識していれば、初めてであってもわりと高い確率で成功します。

タイミングを大きく損なうこともなく、しっかり狙い通りにバラバラになれるでしょう。

 

不安なのでできれば斬り手の方にリードしてもらいたい、という方は、事前に「バラバラは初めてなので…」と正直に伝えておくと良いでしょう。

隠していても「この子バラバラ初めてかな?」と大体分かってしまうものです。

斬り手の中には任せてくれた方がやりやすいという方もいますし、最初の方は恥ずかしがらずに相談するようにしましょう。

 

ちなみにこの場合、

「一太刀目で一旦止める」という手法がよく使われます。

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にべもなく斬りすかされる感が演出できる上に、

切断された腕を見て『?』となっていれば、後は斬り手がうまくバラバラにしてくれます。

初心者の間は重宝する手法ですので覚えておきましょう。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

 

刀の歴史は深く、それだけ様々な斬られ方が開発されてきました。

ここにあげた演出例は、その中のほんの一部です。

あなたもいろんな手法を試す中で、ぜひ自分だけの斬られ方を見つけてください。

 

あなたがいい刀のサビになれますように!

手軽に試せる!銃で撃たれた時の演出法

もし突然銃で撃たれたら…

あなたは自分の最期を的確に演出できますか?

 

初心者がもっとも陥りやすいのがこのパターン。

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これは最悪です。

ゲロかっこわるい撃たれ様です。

突然命を奪われたふりをして、

「る」と置きにいってる感じが相当あざとい。

 

なんの準備もしていないと、このような情けない最期となる可能性があります。

こんな撃たれ方をされては、

撃ち手に「別のやつを撃てばよかった…」と後悔させてしまいますし、

周囲の人間も、ひと拍おいて「…う!うわあああああ!!!」とパニックに陥ることもできません。

 

 

今日はあなたの最期をドラマチックに彩るお手軽な演出法を紹介します。 

自分にピッタリな散り際を見つけましょう。

 

パターン1 無言

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セリフの途中で潔く打ち切る。

初心者がもっとも手がけやすいパターンです。

「日常が無情に奪われた」感を演出できます。

 

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とはいえ多少物足りないのは否めません。

使いやすいテクニックではありますが、

慣れてきたら以下のパターンも試してみましょう。

 

 

 

パターン2 異音

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セリフに異音を追加するパターン。

「予想だにしていなかった事態である」ことを表現できる上に

無様な最期を演出できるメジャーなテクニックです。

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「情けない最期」ということで初めは抵抗があるでしょうが、

効率よくモブ感を表現できる心憎い演出です。

 

実施する際は異音発声時に吹き出しを歪めるイメージで。

反射神経が求められるので慣れないうちはうまくいかないかもしれません。

撃ち手との信頼関係が築けてきたかな?と思ったらチャレンジしてみましょう。

 

パターン3 フォントギャップ

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断末魔のみを手書きにするパターン。 

「日頃フォント使って喋ってるな〜」と思ったら一度は試してみたいテクニックです。

 

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 効果的な演出法ではありますが、

「日頃からフォントを使ってしゃべっている」

「自分だけでなく周囲の人もフォントを使っている」

の条件が満たされていないと意味を成しません。 

逆に、この条件が揃っていれば積極的にチャレンジしたい演出です。

 

プロの間ではメジャーなこの手法。

主張しすぎないさりげない演出を心がけましょう。

 

パターン4 かき消し

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セリフを銃声でかき消すパターン。

平和な日常が無慈悲に奪われる様が表現できます。

 

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慣れるまでは自分の声が銃声に勝ってしまいがちですが、

一度コツをつかめば高い確率で成功します。

個人的には吹き出しをレイヤーの一番下に置くイメージで発声するとうまくいくようです。

 

 

初心者がやりがちなミス

さてここまで効果的な演出法を紹介してきましたが、

初心者が注意しておきたいポイントもしっかりおさえておきましょう。

 

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【髪をきりすぎる】

髪の毛の動きが出せなくなり、着弾した際の衝撃が表現しにくくなります。

もちろん髪が生えていなければ絶対にダメだ、ということはありませんが、

特にこだわりがないのであれば、初めのうちは「なびく程度」に伸ばしておきましょう。

 

 

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【意識しすぎる】

撃たれることを意識しすぎるのは誰もが通る道ではあります。

早めに慣れて克服するようにしましょう。

「あ!」となった時に出るバランみたいなやつで血飛沫が見えにくくなると最悪です。

 

 

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【欲張りすぎ】

慣れてきた頃にやりがちなミス。

確かに銃の種類によってはグロテスクな表現も効果的な場合もありますが、

若い人の間では「とりあえず脳みそや目玉を飛ばせばいい」と思っている人が多いように思います。

このような自分本位な撃たれ方は周りの人にも迷惑がかかります。

個人的にはグロ表現ではなく「容易く命が刈り取られる様」でインパクトを狙うのが撃たれ手の真髄だと思っています。

 

 

 

 

おわりに

いかがでしたか?

ここにあげた演出法はほんの一部です。

撃たれ手が10人いれば10通りの撃たれ方があるので、

皆さんも色んなテクニックを試す中で自分だけの撃たれ方を見つけていってください。

 

次回は「名刀で斬られた時の演出法」をお送りします。

 

 それでは、良い断末魔を!

鬼才の雰囲気が欲しい

長い間「天才」という響きに憧れていましたが、

「僕は天才にはなれない」という事実をそろそろ受け入れようと思います。

 

20年以上生きてきたのに

一向に何らかの才能が開花する気配がない。

 

・ゲーム感覚で政府のネットワークをハッキングする

・講義中、大学教授が説明する理論の欠陥を指摘する

・プロの拳を目で追いながら避ける

・戯れで書いた小説が瞬く間にベストセラーになる

こんなことをサラリとやってのけた後、

チュッパチャップスをくわえながらケロケロッと笑う姿を夢見てきたのに。

 

もう諦めました。

そもそも「天才」って、

なるものじゃなくて、そう生まれてくるものだし。

 

 

しかし、「鬼才」はどうだろう?

鬼才なら頑張れば僕でも名乗れるのではないでしょうか?

 

今の僕を考えてみても

・部屋中に飲みかけのペットボトルが散乱している

・どうせ乾くのだから風呂上がりにドライヤーは使わない

・うんこの話聞きながらでも平常心でカレーが食える

 

鬼才感ありませんか?

これらのエピソードすべて、オルタナティブな感性を表していると言えなくもない。

 

 

・食べきれないことがわかっているのに1品多く注文する

・旅行先の食事はマクドナルドでも構わない

・財布にレシートがパンパンに溜まっても気にしない

 

やっぱり鬼才と言っても過言ではない気がします。

なぜならこれらの行動を僕は無意識にとっているからです。

決して「鬼才ぶりたい」と思っての自己演出ではないのです。

 

 

・気がつくと4時間YouTubeを見ていた

・テレビの音量は5の倍数でないと気が済まない

Suicaに一気に1万円チャージする

 

間違いない。

これは鬼才です。

 

Suicaに万札をチャージするイカれた金銭感覚と

テレビの音量への不気味な執着が裏付けとなりました。

 

やったぞ。

僕は鬼才だ。

 

…何の?